入浴に目覚めて2021年10月に入浴検定に合格。
知識が増せば増すほど温泉地の成分が気になり始め、週末のたびに日帰り温泉を楽しんでいます。
今回は、広島から片道2時間で行ける山口県の『柚木慈生温泉』をご紹介します。
注目すべきは二酸化炭素含有量2,107㎎という数値。
早い話、とんでもない数値です!
そんな秘湯のラムネ温泉を存分に味わってきました。
広島から中国道を使って片道2時間のドライブ
柚木慈生温泉は中国道を使って広島から片道2時間で行ける日帰り&宿泊温泉です。
広島ICから高速に乗り鹿野ICで下車。
そこからは県道385号線をひたすら進みます。
紅葉が進む山々に囲まれ、なだらかな道をゆっくり進んでいくと県道385号線の最高地点585mへ。
そこから一気に山道を下ると左手に見えてくるのが柚木慈生温泉です。
レトロな雰囲気が漂う柚木慈生温泉
景色に目を取られていると見逃してしまいそうなこじんまりとしたレトロな白い建物の柚木慈生温泉。
しかし駐車場には停めるところがないほどの車が。
人気の高いことがわかります。
敷地内には高く積まれた薪と煙突からモクモクと立ち上る煙。
秋風に乗って高く上がる煙の白と青空のコントラストがとてもきれいでした。
温泉基準値の8倍!?日本屈指の長湯温泉を上回る炭酸泉
柚木慈生温泉の何がそんなに人気なのか!?
それはこちらの温泉分析表を見れば一目瞭然です。
注目すべきは遊離二酸化炭素の含有量。
なんと2,107㎎。温泉法基準値が250㎎ですから、ざっと8倍の含有量です。
つまり、想像を超えるシュワシュワのラムネ温泉ということです。
そして、このような注意書きも。
温泉成分が高濃度のため、皮膚の弱い人は肌荒れを起こすことがあり、後略。
これは期待が持てますね。
そして、こちらも建物同様レトロな女湯の扉。
なんだかワクワクしてきました。
女子脱衣所にはロッカーが12個。
ただし浴槽は大人6~7人が入れるほどで、カランは4つ。
浴室に入りまず目に飛び込んできたのは、薄く緑づいた茶色のお湯。
そして、湯の華で見事な茶褐色になった浴室の床です。
かけ湯をしてゆっくりとお湯に入ります。
すると、ものの数分で身体中に炭酸の細かな泡がくっついてきました。
手のひらで肌を押さえると、シュワシュワっと炭酸の泡がはじける感触が伝わってきます。
感動ものです。
湯口からは時折ボコボコという音が。
炭酸泉が湧いている音です。
常連さんの話によると、時間帯や日により湧く頻度や量が違うのだとか。
自然の恩恵をいただいていると感じますね。
受付の方のお話では湯温設定は37℃~38℃とのこと。
湯温が低い方が二酸化炭素の揮発を防げるので高濃度の温泉が味わえるとか。
高濃度なため湯あたりを心配しつつ、あまりにも気持ちがいいので私も7歳の娘も1時間弱入浴を楽しみました。
ちなみに二酸化炭素線の効能は
血管を拡張して血流をアップさせること
です。
実は家庭でも炭酸泉を味わうことができます。興味のある方はこちらの記事をどうぞ→【入浴剤バースの口コミ】38℃の湯にたった10分浸かるだけで熟睡が手に入る
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【入浴剤バースの口コミ】38℃の湯にたった10分浸かるだけで熟睡が手に入る
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石鹸やシャンプーは準備していきましょう
浴室には石鹸やシャンプーなどのアメニティ類は置いてありません。
あくまで療養を目的とする温泉ならではですね。
もちろん各自で持っていき使うことはOKです。
湯上りに温泉サイダー!?飲用泉も楽しめる
柚木慈生温泉は飲用泉としても楽しめます。
受付でお願いすると備え付けられた蛇口をひねって温泉を注いでくれます。
ボコボコと音を立てて出てきた温泉水がこちら。
わかりますか?
炭酸の泡が見えますね。
飲んでみると鉄の味。
けれどもまぎれもなく炭酸です。
効能は
慢性便秘、糖尿病、肝臓病、痛風、慢性消化器病など
その他、胸元に柚木慈生温泉と印字されたTシャツが販売されていたり
手作り弁当なども販売されていたりします。
柚木慈生温泉の詳細情報
日帰り入浴、宿泊施設も兼ね備えています。療養目的で遠くから訪れる温泉客も多数。
令和3年5月改正
住所 | 山口県山口市徳地柚木2178 |
TEL | 0835-58-0430 |
営業時間 | 午前10時~午後6時 |
定休日 | 毎月5日、18日 |
入湯料 | 大人500円
子供200円(3歳以上小学生以下) 10枚券は4,500円 |
貸切風呂 | 午後6時~7時(1時間)、午後7時~8時(1時間) |
お子様連れなら車で10分の船方農場もおすすめ
柚木慈生温泉から車で10分ほどのところに船方農場があります。
温泉常連客の方にすすめられ帰りに立ち寄りました。
広大な牧草地があり多くの家族連れでにぎわっていました。
フレッシュな牛乳やソフトクリームが味わえたり、チーズやハムのお土産ものが置いてあったり。
ヤギさんやウサギさんとふれあえるコーナーもありました。
秋桜がちょうど見頃できれいでした。
農場でリフレッシュした後に柚木慈生温泉で疲れを癒すのもいいかもしれませんね。
まとめ:【柚木慈生温泉】山口県にラムネ温泉がある!温泉基準値8倍の高濃度炭酸泉
今回は、広島から高速を使って片道2時間で行ける柚木慈生温泉をご紹介しました。
日本で屈指の炭酸泉と言われる長湯温泉を上回る二酸化炭素含有量にはびっくり。
療養泉にも認定されるほどの温泉なので、湯治として宿泊される方も多いようでした。
湯あたりが心配は方は短めの入浴を。
ぜひ一度は訪れたいラムネ温泉のご紹介でした。
それでは今回はこの辺で、りかままでした。