- 期待を持って入社したのに思うような仕事をさせてもらえない。
- 働く気はあるのに仕事を与えてもらえない。
こんな状況で周りから責められているように感じたり無気力になったりすることはありませんか。
会社を辞めたいけどなかなか辞められなくて辛いと思っている方へ。
仕事は自分の意志で辞めることができます。
なぜなら、私も同じように苦しみながら仕事を辞めて次の仕事を探すことができたからです。
記事を読み終えると、現状モヤモヤしているあなたは次の就職に向けて行動を起こすことができるはずです。
大企業をあっさり退職
大学卒業後、新卒として大手家電量販店に就職しました。
配属されたのはOA機器売場。
開店前の時間を利用した、パソコンや周辺機器、PCアクセサリーの商品知識勉強会は楽しいものでした。
自分の知らない新しい知識を身につけることが好きだったからです。
ところが、任された仕事はレジとバックグラウンドでの経理業務。
配属なので仕方がありません。
売場面積は広く、取り扱う家電によってフロアーが分かれている大型店舗では業務が分業化するのは当たり前。
商品発注、販売、会計、経理、商品補充、棚卸などなど。
いろいろな業務を経験したい私の中には次第にフラストレーションが溜まっていきます。
結局、大手家電量販店を退職してしまいました。
技術を身につけて中小企業に再就職
技術を活かした仕事がしたいと考え半年間職業訓練校でCADオペレーターの勉強をしました。
前職の失敗を生かして次の就職先として選んだのは業務全体が把握できる規模の測量会社。
ところがそんな私を待っていたのは…
仕事で必要とされてない
仕事を与えられない日々が続く
はじめに任された仕事はCADで平面測量図に題目を入力すること。
数分で完了する仕事ですが、初めての仕事はワクワクしました。
ところが、それから毎日仕事を与えてもらえない日々が続くのです。
もちろん、
「何かすることはありませんか」
「何かお手伝いできませんか」 と先輩に尋ねましたが、
「何もないね」 との答えが返ってくるばかり。
私、何かしてしまったのかな?どうしたらいいの?
すっかり途方に暮れてしまいました。
無気力になる
出勤して机につく→昼食→15時の休憩→17時に退社
これが会社でのルーティーンでした。
少しでも時間が経ってくれないかと
- 何度もトイレに行ったり
- 机の中の整理整頓をしたり
それでも時間は過ぎてくれません。
こういう毎日を送っていると人は次第に無気力になっていきます。
何もするなと言われることはどんなに苦痛なことか。
無能に思えるのは誰かに必要とされてないから
- 会社に大損失を出してしまった
- 何度も同じことで怒られてしまう
- 同期にできることが自分にはできない
こうした理由から自分が無能に思えることはあるでしょう。
ところが、何も仕事をしていない自分が無能に思えてくることもあるのです。
けれど、あの頃の私は確かに自分を無能だと思っていました。
そう感じる理由は、仕事で必要とされていないからです。
責められているように感じる
事務所には忙しそうに図面を引いている先輩がいたり取引先と測量計画を話していたりする同僚がいると、何もしていない自分が責められているように感じ始めます。
給料泥棒!
こっちは忙しくしているのに何ぼーっと座っているんだ!
あいつは必要なのか!
こんな被害妄想が出てくることも…
仕事をすぐに辞められない理由
こんなに辛い毎日を送っていても仕事を辞める決心がつかない!
私の場合は以下の3つの理由からでした。
金銭的理由
仕事は本来生活のためにするものと私は思っています。
仕事を辞めてしまえば家賃や光熱費が払えなくなってしまいます。
だから、仕事が辞められない。
また、貯金が少ない人やローンを抱えている人も仕事を辞めることを躊躇してしまうでしょう。
親に申し訳ない
大学まで行かせてくれた親に申し訳ないと思いました。
親に心配をかけたくないという思いも強かったように思います。
また、不甲斐ないと親に呆れられてしまうのではないかという思いもありました。
すべては私が勝手に思い込んでいたことです。
自分が許せない
周りのみんなは頑張っているのに、
- 仕事を続けられない自分が情けない
- もう少し我慢できるはずだ
と思ってしまい、頑張れない自分を責め続けていました。
仕事を辞めるまでの3年間で私が考えて実践したこと
辞める勇気を振り絞るまで3年もの時間を費やしてしまいました。
でも、辞めてよかったと言えます。
それはただ辞めただけではないからです。
ここからは、仕事を辞めて再就職するために私が実践したことを紹介していきます。
体調不良を無視しない
まずは、体調不良を無視しないことです。
下園壮太さんは「心の疲れをとる技術」という著書の中で、ムリの進行には第1段階、第2段階、第3段階あると説明しています。
通常、第2段階で体の不調が出てくるとのこと。
こんな不調があわられる
- 不眠
- 食欲不振
- 頭痛
- 吐き気
- 関節痛
- めまい
- 耳鳴り
これ以上の頑張りはムリ!と体が教えてくれているのです。
私の場合は不眠と風邪のような症状でした。
体のSOSに気づき仕事より休養を優先させる判断をすることが大事です。
とはいえ、たとえ体調不良を感じていても仕事を優先してしまう人は多いはずです。
そんなときは人に相談して自分以外の人の意見を求めてみましょう。
誰かに背中を押してもらうことも、ありです。
体が悲鳴を上げたときは自分の意志にかかわらず休職、退職を決心すること。
頭の片隅に置いておいてください。
今までの仕事を辞めた理由を考える
次の仕事につなげるために会社を辞めた理由を考えました。
同じ条件に当てはまる職場を避けるためです。
- 分業化された一部の業務だけすることが嫌
- ルーティーンワークは嫌
- スキルアップできる職場で働きたい
- 提案もできる環境で働きたい
ただ仕事が嫌で辞めたと思っていましたが辞めるにはちゃんと理由があったのです。
次の仕事探しのヒントになるのでぜひやってみてください。
好きな仕事より自分に合う仕事
私が辿りついた答えは好きなことより自分に合うことを仕事にすること。
どんなに好きなことを仕事にしても対価をもらう以上辛いことはつきものと考えたからです。
好きなことはプライベートにとっておいた方がいい。
資格取得
結婚や出産、育児、介護という人生のイベントで仕事にブランクが空くことはあるでしょう。
そこで、私は一生使える資格取得を考えました。
世の中には、私の知らない資格が山ほどある。
自分次第で挑戦できる仕事がこんなにもたくさんあると知ってワクワクしました。
▼数ある資格の中でもこんな条件の資格がおすすめ
- 一生使える国家資格
- 独立開業できる資格
- 時代のニーズに合った資格
目標ができれば今の仕事も辛くなくなる
私は独学3年で行政書士資格を取得しました。
資格取得後、すぐ独立開業し、結婚後も続けています。
それは、
現状を変えたいと思い
辞める決心をし
次の職につながることを考えて行動したからです。
自分の人生の主導権は他人に任せてはいけない。
自分で計画して行動することで未来は開けるのです。
まとめ:「仕事で必要とされてない」仕事を辞めたい私が再就職のためにしたこと
今回は、仕事を辞めたい私が再就職のためにしたことをご紹介しました。
会社に行くのが嫌で体調不良が出始めたときは要注意。
そのときには、ただ仕事を辞めるのではなく次に繋げることを考えましょう。
一生の仕事に出会うために資格取得もおすすめです。
どんなに嫌な職場でも今までの時間が無駄になることは決してありません。
すべては経験です。
人よりも多くの経験をした人は、それだけ広い視野を持つことができるし人への思いやりも育っているのです。
大事なことは、その経験を次の橋渡しにすることですね。
それでは今回はこの辺で、りかままでした。