友達とご飯を食べていても、家でテレビを見ていても、ずっと頭の中で仕事のことを考えているということはありますよね。
わかりやすく言えばこんなことです。
- 上司に提出した資料に間違いがなかったか
- イベント会場の予約は取れているか
- 部下への指導は、あれでよかったか
- プロジェクトのことが気になって仕方ない
考えるつもりはないのに頭から追い出してしまいたいのにそれができない。
休日も仕事が頭から離れず、休んだ気がしないということもあるでしょう。
そうならないために、今回は仕事から休みへ頭を切り替える方法をいくつかご紹介します。
転職を4回繰り返した私が身につけた方法です。
今このときにも仕事のことばかり考えている人は、ぜひ最後まで読んで自分に合った方法を試してみてください。
仕事が頭から離れない辛さ
新しい職場で働き始めると覚える仕事は山ほどあります。
どの仕事から始めていいかも、どのプリンターに出力していいかも、給湯室の使い方も、隣の席に座っている人の名前すらもわかりません。
- 早く仕事に慣れたい
- お給料をもらっているのだから早く一人前にならなくては
焦る気持ちでいっぱいの人も多いことでしょう。
しかし、すべてを一度に覚えることは不可能です。
そんなことはよくわかっている。
けれど、考えるつもりはないのに家に帰ってまでもずっと仕事のことを考え続けてしまうんですよね。
たとえば、
プロジェクトリーダーは計画から納品までの管理業務が仕事です。
見積りの算出やプロジェクトメンバーへの仕事の割り振り、スケジュール管理、トラブル対応と、数えきれないほどの仕事があります。
業務量の多さから、仕事が頭から離れず寝ても覚めても仕事を気にかけてしまう。
思い当たる人もいるのではないでしょうか。
特に、責任感の強い人は重責を担っていると考えるだけで休みモードになれないものです。
仕事が頭から離れないことは、辛いことです。
どんなに仕事が好きでも、辛いことです。
8時間勤務だとすれば、その間頭を活動させていればいいはずです。
ところが、睡眠時間を除いた残りの時間ずっと頭を活動させているのだから辛いはずです。
夢にまでみる人は24時間フル活動ということもあります。
仕事から休みへ頭を切り替えるために試してみたいこと
ここからは仕事から休みへ頭を切り替えるために、私が実際に試してみて効果があったことを紹介します。
行動すると決める
仕事から頭を切り替える方法を本やネットで調べて知っている。
でも、どの方法も自分には合わない気がする。
他の方法を探してみよう。
こういう人はいつまでたっても問題解決はできません。
まずは、この方法を試してみると決めて行動に移すことです。
解決しないなら、別の方法を試せばいいだけですから。
一歩を踏み出すことからすべては始まります。
誰かのために何かをする
「誰かのために」がポイントです。
私の経験上自分のためにすることはやめてしまえるからです。
趣味を見つけようと、エアロビクスに通ったことがあります。
講師が同世代だったこともあり、始めの頃は楽しく通ったのですが、いつしか足が遠のきました。
ジョギングにも挑戦してみましたが、これも長続きしません。
ところが、『誰かにために何かをすること』を考えてみてください。
たとえば
- 子どものためにミシンを買ってワンピースを作ってみる
- カロリー制限が必要な旦那さんのために糖質制限ダイエットレシピを覚えてみる
- 高齢の両親のために家事を手伝いに行く
- ボランティアに参加してみる
誰かが待っていると思うと俄然やる気が湧くものです。
そのうえ、人と交流することで自分にはない価値観に出会うこともできます。
新しい価値観は、自分の知らない世界を教えてくれます。
興味が向いたそのときこそ仕事から頭が離れているときです。
マッサージに行く
20代、激務の仕事をしていたころ。
明日が休みだ、という日の仕事を終えてマッサージに行くのが私の習慣でした。
スーパー銭湯で時間を忘れて湯につかり隣接しているボディケアサロンへ通う。
サロンのスタッフさんとはすっかり顔見知りになっているので、施術コースも、施術時間も、担当者も暗黙の了解でした。
▼マッサージに行くことのメリットは2つ。
- 体のコリをほぐしてもらっていると気持ちよさに全集中できる
- 習慣になる
体のコリをほぐしてもらっていると気持ちよさに全集中できます。
そのときは、何もかもが頭からすっぽりなくなってしまい仕事のことを考える思考さえなくなってしまいます。
同じ担当者というのもミソです。
私の疲れの出やすい部分を知ってくれているので、ツボがずれることはありません。
習慣になることで頭の切り替えスイッチが入ります。
今日はマッサージに行く日だと思って仕事に行くと、気持ちが楽になるのです。
マッサージの気持ちよさが、頭をリセットさせてくれると知っているからです。
仕事と休みの切り替えスイッチになるマッサージをぜひ試してみてください。
生活にアロマオイルを取り入れる
マッサージに毎日通うことはできませんが、アロマオイル(精油)は毎日でも使うことができます。
心や体へのリラックス効果だけでなく、リフレッシュ効果もあるのがアロマオイルの魅力です。
おすすめのアロマオイルの使い方
- アロマディフューザーで部屋に香りを拡散させる
- アロマストーンに数滴たらして好きな場所に置く
- ハンカチに数滴たらして持ち歩く
- お風呂に数滴たらす
- アロマコスメを手作りして使う
私は玄関にアロマストーンを置いています。
いつもの香りをかぐことで、 「家に帰ってきた」と安心できプライベートモードへ切り替えができます。
ふと懐かしい香りに出くわして、妙に落ち着いたという経験をしたことはありますよね。
アロマオイルもそれと同じ効果がありますよ。
アロマディフーザーにたらすアロマオイルは、その日の気分で変えています。
私が使っているのは、「NAGOMI AROMA 」さんのアロマオイル。
(公益社団法人)日本アロマ環境協会(AEAJ)の定める基準をクリアしたAEAJ表示基準商品認定精油を取り扱っているので、安心して使えます。
仕事から休みへの切り替えスイッチに、アロマの力を借りてみてはいかがでしょう。
絵本を読む
大人になって絵本を読む機会はなかなかありませんよね。
そういう私も、子どもに本を読み聞かせることで、久々に絵本に触れました。
おおきな おおきな おいも(作・絵 赤羽末吉)という絵本です。
ある幼稚園で、いもほり遠足の日が決まるのですがあいにくの雨で延期になります。
「つまんない」と残念がる子どもたちに先生は、
「おいもは、1つねると大きくなって、2つねるともっと大きくなって、3つねるともっと、4つねるともっともっと大きくなって、まっていてくれるのよ」と話します。
それを聞いた子どもたちは、どのくらい大きくなるのか、絵を描き始めます。
子どもたちが描いた絵は、幼稚園いっぱいになるほどの大きさでした。
おいもをどうやって掘ろうか、どうやって運ぼうか、どうやって洗おうかをみんなで考えます。
ついに、子どもたちは、おいもを恐竜に見立てたり、船に見立てたりして遊び始めます。
すっかりおなかがすいた子どもたちは、おいもを天ぷら、やきいも、大学いもにして食べてしまい、大満足したというお話です。
私たちにとって、1+1=2
けれども、 子どもたちにとって、1+1=10にも100にもなるわけです。
子どもたちの発想(絵本)は、私たちの頭を柔らかくしてくれるのです。
仕事で疲れたときに頭をリラックスさせてくれます。
あれっ、何でいつまでも仕事のことを考えているんだろう。
絵本はそんな気持ちにさせてくれます。
日光浴をする
ただ日光を浴びることです。
晴れた日、ウッドデッキに寝転んで目をつむります。
瞼の裏に太陽のオレンジを感じます。
足先手先がじんわりと温かくなってきます。
肩から力が抜けて呼吸が深くなってくる。
木々がこすれる音、鳥のさえずりが聞こえます。
心地よく眠りに入っていく感覚。
心がふっと楽になる感覚が味わえます。
仕事を頭から切り離す考え方
ここからは仕事を頭から切り離す考え方をご紹介します。
『自分ではどうしようもないこともある』ことを自覚するのがカギです。
仕事場を離れたらどうしようもないとあきらめる
考えてみてください。
仕事場にいない自分、仕事を家に持ち帰らない自分を。
何かできますか。
仕事をしようと思ってもできませんよね。
つまり、仕事場を離れてしまったら、考えようが考えまいが何も変わらないということです。
考えても何もできない、といい意味であきらめ癖をつけましょう。
起こってもいないことは自分のコントロール外
明日の仕事はうまくいくだろうかと先のことを考える人がいます。
ミスをして怒られるのが怖いとか、同僚に迷惑をかけるのが嫌だとか、心配が尽きない状態です。
それは考えてどうにかなることですか。
どうにもなりませんよね。
起こってもいないことは、自分でコントロールすることはできません。
未来のことは自分のコントロール外、と考える癖をつけてください。
自分の大切な人を考える
仕事モードと休みモードを切り替えないことで誰かを心配させていませんか。
たとえば、同僚、家族、恋人、ペットです。
休みのときも仕事のことで頭がいっぱいなあなたは、イライラしたり、上の空だったりします。
誰かと過ごす時間が台無しではありませんか。
仕事だけが大切だと考える人はそもそもこの記事を読んでないはずです。
私は仕事を、家族や友人との有意義な時間を過ごすための一つのツールと考えるようにしました。
仕事の位置づけをはっきりさせることで、仕事から頭を切り離すことができますよ。
まとめ:「仕事が頭から離れない」休みモードになるために今すぐ試したいこと
24時間仕事のことばかりを考えているのは辛いものです。
私も経験してきたのでよくわかります。
そこで今回は、仕事から休みへ頭を切り替える方法をご紹介しました。
もう一度おさらいしておきましょう。
▼仕事モードから休みモードへ頭を切り替える方法は2つ
- 仕事から休みへ頭を切り替える方法を試してみる
- 生活の中で仕事の位置づけをはっきりさせる
一つ目は、仕事から休みへ頭を切り替える方法を試してみること。
自分には合わないと思ってやらないのではなく行動に移すことです。
合わなければ、別の方法を試してみればいいだけのことです。
二つ目は、生活の中で仕事の位置づけをはっきりさせること。
仕事場を離れたら今できることはないとあきらめることです。
起こってもいない未来のことを考えても仕方ないと割り切ることです。
そして、誰と過ごすために仕事をするのか、何のために仕事をするのかを考えてみることです。
仕事の位置づけをはっきりさせることで仕事モードと休日モードを切り替えやすくなります。
どうぞ、心地よいライフワークを送ってください。
それでは今回はこの辺で、りかままでした。