今や日本もグローバル社会ですよね。
新型コロナウィルスの影響で、テレワーカーも増えました。
自宅に限らず、日本中、いや、世界中どこでも働くことができる時代です。
これからもっとグローバル社会になるとすれば、我が子には英語くらい話せるようにさせてあげたい、と思うお母さんは多いのではないでしょうか。
小学校でも、英語授業が必須になりました。
授業についていけるように英語を習わせたいな、と思っているお母さんもいるでしょう。
▼そこで今回は、こんな内容でお話します。
- いつから英語を習うのがいいか
- どのくらいで英語が話せるようになるか
- 英語を習ったら学校の授業で困らないか
- 英語を習うメリットは
いつから英語を習うのがいいか
新学習指導要領で、2018年から一部の小学校で、そして、2020年からは全国で英語の授業が導入されました。
そんな情報を聞いて、早く我が子に英語を習わせなければ、と思っているお母さんも多いことでしょう。
でも、英語はいつごろから習い始めるのがベストかわかりませんよね。
ずばりその答えは、『早いに越したことはない』です。
実はその理由には幼児脳が関係してきます。
幼児脳とは幼児期の脳の役割のことをいいます。
▼幼児脳の役割は大きく分けて次の2つ。
- 生命を維持するために必要な脳
- 学習の脳
人は、まず生命を保つことが大切です。
ですから、生まれてまず生命を維持するための「寝る」「起きる」「食べる」ために必要な脳が発達します。
次に、1歳頃から学習の脳の発達が始まります。
▼次の3つの機能を司る脳の発達です。
- 言語
- 思考
- 体の細かい動き
3歳くらいになれば、簡単な会話のキャッチボールができるようになります。
日本語脳の大枠が確率してきたのです。
英語学習を始めるのはこの頃がベスト。
さらに、幼児脳のうちに英語を始めるメリットはもうひとつあります。
子どもに小さい頃から英語を習わせたお母さんから、
『発音やアクセントがネイティブの英語のようにきれい』
という声をよく聞きます。
逆に、長らく日本に住んでいる外国人でも、発音やアクセントが上達しにくいということもあります。
もう少しかみ砕いてお話するとこういうことです。
中学生で英語の授業が始まると、辞書でアクセント記号を見て発音の勉強をしましたよね。
rとl、bとvの発音の違いは難しかったのではないでしょうか。
正しい文法を身につけること、流ちょうな日本語を話せるようになることは大人になってからでも遅くはありません。
しかし、発音やアクセントはそうはいかないということです。
これは、日本語も英語も同じですね。
要するに、言語を習得する幼児脳のうちに、日本語も英語も学んだほうがいいということです。
そして、それは3歳くらいがベストということですね。
どのくらいで英語が話せるようになるか
年長から小学6年生まで英語を習い続けると、日本語と同レベルほどの英語力が身につくといわれています。
日本人が、英語を習得するまでにかかる時間は約5,000時間。
一日2時間英語を聞いたとすると、一ヶ月で60時間。
一年で720時間の計算になります。
5,000時間となると、7年弱で、日常会話が話せる計算になります。
英語学習の方法は、英語教室に通ったり、オンライン英語を聞いたりするだけではありません。
例えば、英語の絵本を読んだり、洋楽を流したり、外国映画を観たりすることも英語環境を作り出すのに一役買いますね。
大切なことは、日常に英語を取り入れることです。
英語を習ったら学校の授業で困らないか
小さいときから英語脳を育てておくと学校の授業で困りません。
新学習指導要領により、2020年から全国で、小学校3年生から英語の授業が導入されます。
小学校3年生といえば、日本語を話すことにはもちろん困らないでしょう。
相手の話を理解したり自分の意思を伝えたりできます。
では、この時期から英語を習い始めるとどうなるでしょうか。
ポイント
小学校3年生から英語を始めるとすると、
すでに確立している日本語脳とは別の英語脳を新たに作ることになります。
これはどういうことかというと、日本語から英訳する、または、英語から日本語訳する作業が必要になるということです。
具体的にいうと、「りんご」は英語で「apple」に変換しなければいけないということですね。
一方、小さいころから英語を習っていると、この「変換」の作業が必要なくなります。
日本語で「りんご」、英語で「apple」はどちらとも見たとき聞いたときから「りんご」と認識されるからです。
だから英語の授業には困りません。
また、高校受験や大学受験では英語のリスニングが必須です。
英語を聞きなれていない学生が不得意とする科目の一つですね。
ところが、小さいときからネイティブの英語を聞いているとすんなりと理解することができます。
聞きなれているからです。
3歳の子どもが、お母さんの言葉を理解できるのと同じですね。
英語を習うメリット
▼英語を習うとこんなメリットがあります。
- 仕事の選択肢が広がる
- 英語の文献が読める
- 海外の映画が字幕なしで観られる
- 文化の違いを肌で感じられる
仕事の選択肢が広がる
これからは日本もさらにグローバル社会になるとお話ししました。
たとえば、海外留学を推進する学校も増えてくるでしょう。
自分の知らない世界に触れることで、子どもの好奇心は旺盛になります。
そうすれば、当然、
- 海外に住みたい
- 海外で仕事をしたい
という考えも生まれてきます。
もし、英語が堪能であればその考えは現実味を帯びてきますよね。
英語の文献が読める
大学は高度な知識を学ぶところです。
高校までと大きく違うところは大学の図書館には文献数が多いこと。
もちろん、英語の文献も多くあります。
私は、大学で心理学を学びました。
心理学には、アメリカの研究論文が多くあります。
要するに、心理学を勉強するには英語が読めなければいけないのです。
専門用語も多いので、文章を訳すのにもずいぶん時間がかかったことを覚えています。
英語が得意ならば…と何度も頭をよぎりましたね。
これからの社会、英語が必須言語になるのは間違いなしです。
海外の映画が字幕なしで観られる
字幕なしで映画が観られたらと思ったことはありませんか。
憧れたといってもいいかもしれません。
言うまでもなく、字幕は英語を日本語訳したものです。
翻訳者の感情や癖が、少なからず反映されるからです。
英語を日本語に訳す作業がなくなれば、バイアスがかからず映画そのものを鑑賞できますね。
文化の違いを肌で感じられる
日本語と英語の文法を比べてみましょう。
日本語は、まず主語から始まり最後に述語がきます。
英語は、主語の後にすぐ述語がきます。
これは、文化にも反映されています。
たとえば、アメリカ人はイエスとノーがはっきりしていますよね。
それに比べ、日本人はノーと言える人が少ないですね。
英語は結論を述べてから(述語)理由を説明する(修飾語)のに対し、日本語は理由を並べた後、結論を話します。
つまり、日本語は、話し方によっては結論を濁すことができるということ。
オブラートに包んで話すとはよくいいますが、これは日本語のいいところでありあいまいなところでもあります。
こうした、日本文化、アメリカ文化を言語を通して自然に学べることは、多角的なものの見方が身に付くことになるでしょう。
まとめ:子どものころから英語を学ぶメリットとは、いつから始めたらいいの?
今回は、我が子に英語を習わせたいと思っているお母さんに英語を習うメリットをお話しました。
英語を習うとこんないいことがある
- 仕事の選択肢が広がる
- 日本以外の文化が学べる
- 海外の映画や本が楽しめる
さらに、
- 英語を習わせるには、3歳くらいがベスト
- 小さいころから英語に親しむと日本語脳と英語脳が確立される→英語も日本語と同じように理解できる
というお話をしました。
小学校で必須科目になった英語は、今後に需要があるのです。
将来に役立ち、広い人間関係につながる英語はぜひ習わせてあげたい習い事の一つですね。
それでは今回はこの辺で、りかままでした。
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